イベントGP エキシビジョン
長崎 自治会館
Comic FESTIVAL 長崎3

行って参りました、長崎県!
すばらしきかな、強行軍!
多分、会場内で一番遠くから来た人間だったでしょう。
そして、実は今回の一番の強敵は……自然!
長崎へと台風6号に向かって飛んだ『嵐を呼ぶ男』の記録が今ここに……


 この計画が本格的に持ち上がったのは6月だった。
 私としては非常に早い計画の持ち上がりの気がする。いつもかなり思いつきで行動しているからだ。
 もちろん、無謀さでいうと今までのなかでもかなり無謀な位置をしめるこの今回の強行軍。
 全ての始まりは長崎在住の冴木氏が夏に東京に来られないことに始まっていた。
 最初は残念で仕方なかったが、とにかく家の事情とあっては仕方ない。
 それはそれであきらめざるを得なかった。
 しかし……私はどうしてもそんな残念な冴木氏に会いたくなっていた。
 最初は冗談だった。
 しかし、冗談が本気になる私の性格。私の頭の中ではしっかりと計画が練られ始めていた。
 航空券の値段を調べる……う、高い……しかしっ!
 もうほとんど暴走の粋に達していた。

 その後、更なる問題が持ち上がった。
 それは……同じように夏に参加予定のサークル『ちびみみ』のしみじゅんさんまでもが夏に来られないという、重大ニュースだった。
 そうだとするならば、やはり会いに行くべきだろう、と思っていた。
 そして、3連休に私は大分へと旅立った。
 これが7月の14日のことである。当然この時点でお金が激減する。
 そして、これが実行された時点では長崎行きは再び計画のみの未定事項となる。
 なんと言っても日帰りの計画しか立てられないことと、金銭的に厳しいことが格下げになってしまっていた。
 だがしかし!
 長崎行きには強力な味方がいた!
 それは……給料日(笑)
 そう、長崎行きは給料日後だったのだ。
 よってこの件に関しては何とかクリアになった。
 だが、これで終わったわけではなかった。
 次なる関門が待ち受けていた……出張という難関が。
 さらに追い打ちをかけるように……台風が!
 再び計画は未定となり、というかいったら帰れないんじゃないか? という問題が浮上してきていた。
 しかし! 出張先で我慢できずにキャンセル覚悟で飛行機を予約。
 大暴走(笑)

 出張先ではトラブルの勢いを駆ってか、トラブル続き。それによって身体はボロボロになっていた。
 睡眠時間もここ数日まともに取っていなかったのも効いたらしい。
 最後には深夜にやっていたEVA劇場版を見たり……もう、訳分からん。
 そしてボロボロになって東京へ……
 土曜日に航空券をGetすると、あとは天気予報ばかりが気になっていた……
 そして、状況は……直撃(笑)
 しかしながら、どうやら何とか飛行機は飛びそうだった……
 土曜日は明日の朝が早いこともあって、22時半に就寝。
 後は運を天に任せて起きた後考えることにした。

 ついに決断の時は来た……
 午前4時にセットしていた目覚ましより1時間早く、3時に起床。
 やはり気になっていたのか、とんでもなく早い起床となった。
 とりあえずネットで天気情報を確認する。
 直撃……は変わらないが、台風の足が遅いのでどうなるか微妙だった。
 ネットにはいりチャットでyoshioやP天の人たちとお喋り。
 その間にも天気情報を調べる。
 様々な角度から検討した結果、いざとなれば月曜日の朝に列車で帰ることが可能なことが分かり出発を決めた。
 あとは飛び出すだけだ!
 こうなったら止まることは許されない。
 朝4時、シャワーを浴びて目を覚まし。4時半バックにいつもの荷物を詰めこんで新宿駅へ!
 リムジンバスを使おうかどうしようか迷った末に、電車で移動。
 品川で京急へ。接続がよく、なんと5時40分には羽田空港に着いていた。
 ……早すぎたか? と思いつつ、カウンターにてチェックイン。
 博多駅へ早く着く為に前よりの席を確保する。
 飛行機は朝1番のANA福岡行き。
 きれいに晴れてはいるものの、すでに朝の時点で26度を越える蒸し暑さ。
 これから向かう先には台風が……なんてステキな状態なのだろうか?
 乗り込むと、さっさと寝る準備……さすがに疲れが残っていた。
 が、うまく眠れない。
 前から2番目の席であったのもあり、前のスクリーンをボーっと見つめる……
 すると、何やらポケモンが……見てしまいました(笑)
 ピチュー、カワイイじゃん(爆)

 九州が近づくと多少揺れはしたものの無事着陸。
 結局一睡も出来ずじまい(爆)
 それにしても、本当にいい天気!
 確かに風が強かったり雲がたくさんあったりとはあるものの、まぶしいくらいの太陽が照り付けていた。
 とりあえず、昨日電話で予約した列車の指定券が8時25分までに行かないとキャンセルされてしまうというので博多駅へと急ぐ。
 幸い、飛行機は10分ほど早着し、かなりの余裕が出来た。
 その間に冴木さんに福岡到着のメールを入れておく。
 地下鉄に乗り、8時10分には博多駅到着。切符を買って出発まで博多駅を回遊。
 実は朝起きた時には左目が腫れていてほとんど開かなかったので、サングラスをかけようかと思ったが……
 残念ながらサングラスを売っているような店は無くあきらめる……結局は長崎までに引いていたんだが。
 とりあえず、朝食をコンビニで購入してホームへ。
 今回ちょっとだけ楽しみにしていた『白いかもめ』号だ。
 ……列車が入ってきて、車内に入ると……綺麗。
 っていうか、何か贅沢な感じ。シートは革張りだし、デッキにはかなりの余裕があったりと、かなり凝った作りだ。
 バスとの競争が激しいせいか、全てにおいて余裕や優雅さを前面に出している感じがする。
 これならば少しぐらい高くても乗ってもいいかと思わせる。
 9時、博多駅発。
 博多駅をでるとさっそく食事。窓の外は長崎に近づくにつれ雲が厚くなる。
 のんびりと約1時間かけて食事を取り、その後は睡眠……
 と思いきや、今回は何も準備していない事に気がつき、落書きながら暑中見舞いを描く事に。
 最近、絵を描く機会増えたなぁ〜と思いつつも、恥ずかしさもかまわず描く。
 30分ぐらいで仕上げる……相変わらず汚い。絵描きじゃないのでこれで許してもらう(爆)
 あとは頭に雲のかかった雲仙を窓に見ながら長崎までのんびり。
 長崎駅11時着。
 ここで初めて電話で連絡を入れる……と『迎えに来ます』とのこと。
 帰りの飛行機が心配で列車で買える方法をもう一度確認していると、冴木弟、ケンジ殿がお出迎え。
「ちわ〜」
「本当に来ましたね」
「もちろん」
 当たり前のようだが、今考えるととんでも無い気もしないでもない。
 たまに霧雨が強くなるものの、たいした雨ではなく、そのまま会場へ向かう。
 歩いている途中で、ちょっとだけ今長崎にいる事が信じられなくなったり……

 会場到着。……すでに客層が『地方的』───要するに若い女の子達ばかり。
 場違い……その言葉がくっきりと浮かび上がってくる。
 会場内に入ると、大体100サークルぐらいであろうか、スペースを展開していた。
 会場内はなかなかの盛況ぶり、結構混んでいる。
 ケンジ殿に引きつられサークル『やみなべや』のスペースへ。
「こんにちわ〜」
「どもども」
 ここでも当たり前の会話が……普通ならこの場所(長崎)で行われるべきではないような……
 ふと下を見ると、そこに人が───何かコンビニのお弁当を食べていた。
 座っていたので最初は本当に気がつかなかったり……
 そこにいたのはちっちゃな女の子……って誤解を生みますな。
 正確に言いましょう。はい。
 そこには背の小さな女性がいた。
 食べてる時に声をかけるのは悪いかとも思い、とりあえず「こんにちわ」とだけ声をかけることに。
 ま、あとでその人が珂央さんだということがわかるのだが。

 しっかし……会場内はすごい人数が来ていた。
 もちろん東京の今までのGPのようなすごさは無いが、地方にしてはかなりの盛況だと思う。
 しかも、じわじわと人が増えているような。
 それも、増えているのはすべてコスをした人のようで……
 さらに今回の場所はステージ前ということも有り、コスした人たちがだんだんとその場所に集まってきている。
 くわえて自分も合わせて「やみなべや」にはすでに冴木さん、ケンジさん、珂央さん、そして私とすでにサークルの場所に入りきらないほどの人がいてすでにそのスペースからあふれだしていた。
 取りあえず、舞台に溢れ出した状態で私は机の横に立て膝で待機する。
 って事で、結局は消極的ながらも売り子のような形になる。
 といっても、いつものように声を出して売り子をするわけじゃなくて回りの様子を見ながら、お客さんの見やすいようにレイアウトを考えるだけ。
 結局ディスプレイは苦手なので、お客さんが欲しいものを手にとって渡すだけだが。
 後はお金を取り易いようにまとめたりなど、本当になるべく邪魔にならないように横にいる。
 ケンジさんと珂央さんはお客さんに頼まれるスケブ描きに集中。
 それでも、何というか……緊張感が。
 やっぱりその場の雰囲気というのだろうか。
 どうしてもいつものように構えてられない。
 あたふたとしていつものようなダラ〜ンとした感じになれない。
 やっぱり、久しぶりの地方イベントはいままでのイベントGPで慣れてしまった体にはちょっと感覚がずれたままだった。
 まぁ、それでも邪魔にならない程度におしゃべり。
 しかし、長崎でイベントに参加し始めてどうやら「やみなべや」にも常連のお客さんがついてきたようだ。
 とにかく、最初で重要なことはやはり自分の絵を好きになってくれる人がいるというのは重要なことだ。
 もちろんそこから、次々と輪が広がるというのはこの世界では当たり前のことだ。
 こうやって、常連のお客さんを付ける事によってイベント毎にお客さんは増えていくのだから。
 もちろん、地方であることからして、お客さんは若く、当然それに伴って持っているお金も少ない。
 東京の「あの威容に血走った目の多い」イベントとは違うのだ。
 少ないお小遣いの中から、電車代と買うお金をひねり出して買っていくのである。
 それを考えるとやっぱり一人一人のお客さんの大切さが改めて身にしみる。
 もちろん、東京のお客さんにもそういった人はたくさんいるだろうけれど、ここのお客さんのほとんどがそうなので余計にそれを強く感じる。
 改めてお客さんの大切さが身にしみてくる。
 ちょっと反省。
 ま、それはともかくイベントは進む。
 その中でケンジさんが悪戯書きを……しかも、それを今回のイラストコンテストの貼ってあるホワイトボードへ……
 全く、相変わらずとんでもない事をする人だなぁ〜(笑)
 その絵は見事にその場とはミスマッチな筋肉ムキムキの絵。
 しかし、意外と人気があるようだった。結局は正式なエントリーでは無かったのでコンテストの参加は認められなかったけど。
 会場内が本当にコスプレイヤーであふれるようになってくる。
 もちろん普通のお客さんもいるのだけれど、舞台に集まってくるのはコスプレしている人たちばかりなので、その横でいる私たちには余計に多く感じる。
 そしてはじまる撮影会。
 これは地方では当たり前のことのようだ。
 高崎でもよくあった光景だったし。
 もちろん、ほとんどが男性キャラのコスなのだが……
 ちょっと残念(笑)

 それはともかく、イベントの時間は進み、もう一人やみなべやの人間が現れた。
 それが瀬尾さん。
 さっき、珂央さんが電話で呼び出していたやみなべやの絵描きのひとりである。
 これでやみなべや、フルメンバー。
 ……にしても、このやみなべやの華やかさはなんだろう?
 確かに冴木さん、ケンジさんは背も高くちょっとがっちり系の2人なのだが……
 他の絵描き2人……なんて言うか……いい。
 瀬尾さんは色白で眼鏡をかけていて、ちょっと無口だけれど、立ちポーズが決まりそうな美人系。
 珂央さんは、背が小さくて目がクリッとしている、とっても可愛い顔立ち。
 二人ともファンが出来そうなステキな女性たちである。
 ってか惚れました(事実)
 だって、可愛いんだもの。告白でもするか?(笑)
 とにかく、この様子をみていると東京で男どもを相手に死にそうになっている自分の姿が空しくなってくる。
 もちろん、イヤだってわけじゃないんですが、やっぱり華があったほうがいいに決まってる。
 ってか、こんなに綺麗な女性が2人もいるやみなべやが本当にうらやましい……
 とりあえず、せっかくなのでそのお二人に私のスケッチブックに書いていただく。
 ほとんど、スケブをイベントに持っていっても書いてもらえないので、なかなかページが埋まらない。
 こんなときに書いてもらわないと、本当に寂しいスケブになってしまうからだ。
 それに、女性に書いてもらうのは滅多にないことだし。
 狭い場所でお二人とも快く書いていただいてありがとうございます。
 ということで、書いてもらっている間に時間も過ぎ……14時半、イベント終了。
 さっさと片付ける。なんと言っても、私には時間が無い。長崎発は17時半だから。
 で、どこへ行こうかと検討するが……どうやらすでに考えていたようで……
 近くのカラオケ屋にGO!
 途中、お腹が減ったということで、コンビニなどによりながらカラオケ屋に向かう。
 雨も霧雨ながら降ったりやんだり。
 傘を差さなければいけない状態に降ってきたりもしたが、風が強くて傘なんて役立たず。
 結局私は傘をささずに歩く。
 その途中でyoshioさんにメールを打っておく……
 15分ほど歩いてカラオケ屋着。
 早速入る、が何を歌っていいのか分からない。
 いつもの通り、怪しげな曲でいったらいいのか、それとも普通の曲の方がいいのか。
 とりあえず、最初はマイナーなC&Aの曲を歌う。
 新しい曲は知らないので、どうしてもそうなってしまうのだ。
 しかし……結局はネタが切れて、あっという間に変な曲へ。
 といっても、結構みんなついて来るもので……
 特に珂央さんの知識には驚かされる。明らかに昔からよく歌ってると思われる節回しもあったり。
 多分カラオケがかなり好きなのではないだろうか? もちろん人のことは言えないけれど。
 その反面、瀬尾さんはごく普通の年齢どおりの流行の曲を歌う。MISIAとか宇多田とか。
 しかし、残念ながら他の人全てがなんか違う歌を歌い始めると……結局自分もそっちの方面へ。
 瀬尾さん置いてけぼり。
 本当にすみませんでした、瀬尾さん。
 結局なんだかんだで自分も色々歌った気が……
 ただ、歌っているときにみんな携帯メールをしているという、なんだか意味不明な行動を取っていた気が……
 一人だけ、ケンジさんだけ私のスケブを書いてもらっていたが……(笑)
 結構真面目に書いてくれていてかなり嬉しかった。
 ただ、みそさんに見せるのが目的で書いたのかもしれないけれどね。
 でも、本当に嬉しい。
 そしてそのスケブもついに残すのは後1枚となった。
 結局東京に帰ってきてから、みそさんに約1年2ヶ月ぶりにやっと描いてもらってこのスケブは全て埋まった。
 それにしてもいろいろと懐かしい曲が出た。
 さらにはkanonの曲も飛び出したりと何でもありの大乱戦。
 一部の人はメールに執着。
 一人はスケブ書き。
 私は人の歌も大声で歌いだす始末。これでは珂央さんに迷惑をかけました。すみません。

 あっという間に2時間が過ぎていた……
 時間は17時15分。
 ……え?
 ここから駅まで歩けば確実に30分近くかかる。
 ということで、それは却下。
 じゃ、長崎の有効なる交通手段、路面電車!……だがはっきりいってぎりぎり。
 こういうときの決断は早い。
 この決断の早さはおそらく一人でぶらぶらし始めた頃から身についたものかもしれない。
 ここで珂央さんと瀬尾さんとはお別れ。
 本当はもっとステキな女性たちとお話したかったのだが……
 別れの言葉もそこそこに、すぐさまタクシーをつかまえて「長崎駅」と告げる。
 タクシーは早かった。10分前に駅に到着。
 とりあえず、ホッとして改札をくぐる。
 冴木兄弟もそのままかもめの後に出る列車で帰るというので、一緒にホームへ。
 ここに来ての10分は結構長い。
 冬ののことや来年の福岡へのおでんや進出など、買って気ままに短い時間を過ごす。
 そして、静かにドアがしまり、ついに長崎をあとにする。
 お約束のように走り出した列車を追いかけだすケンジさん。
 さすがケンジさん(笑)

 そして『白いかもめ』にのって再び博多へと向かって行く。
 出発直後から、すでに記憶は無かった……
 あっという間に眠りにつく……
 ふと気がつけばすでに1時間半がたっている。博多まであと30分。
 ここでyoshioさんにメールで気象情報を見てもらう。
 どうやら、台風はいま佐賀あたりにいるらしい……って、ここじゃん!
 しかし、窓の外は南側は薄く日もさしてる。北側はヤバいぐらい真っ暗だけれど。
 風もそんな心配するほどではないような。
 yoshioさんからも大丈夫だろうというメッセージが届く。
 とりあえず、これで一安心。
 博多着19時半。
 駅の側にあるラーメン屋でラーメンをすすり夕食。
 念のため早めに空港へ向かう。
 空港に着くと、まだ出発までかなりの時間が……
 仕方ないのでyoshioさんと冴木さんにメールのやり取りをしてひまつぶしをする。
 付き合っていただいて、有り難うございます>yoshioさん、冴木さん
 飛行機の出発時間は21時15分。東京行きの最終便だ。
 20時40分ごろにセキュリティーを抜け、21時に搭乗。
 さすがにつかれていたので、離陸前にすでに目をつぶりだす。
 定刻通り離陸!
 しかし……まぁ、揺れる事揺れる事。
 酔うという感じの揺れ方じゃないんだけれど、ガタガタバタバタと飛行機がまるで砂利道をいくバスのように揺れる。
 多少恐いと感じた所もあったが、眠気には勝てず。
 東京までのフライトをほとんどねて過ごす……
 そして羽田着。そのまますぐにリムジンバスへ。
 結局家についたのは23時50分ごろ。
 こうして長い一日が終わりを告げた……

 あらためて思ったこと……
 日帰りで長崎なんていくもんじゃない(笑)
 ということで、イベントGPエキシビジョン、ここに終結!



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