徹底検証!関ジャニ8 KIGEKI『DOUTONBOYS』(第二幕)




天神祭りの夜、埠頭にて故郷の南島を思い出しセンチな気分で独り歌をうたっていたハリオス。
そこへ暴走族『夜叉』が現れ「ここは俺らのショバなんや!荒らされたらかなわんで!」と言いがかりをつけられ襲われてしまう。

今時ショバって・・・ショバ・・・ジョビショバ。←殴
それにしても、言ってるハリオス役の渋谷も変だと思わなかったのか。「もしもし!港でSOS!」ってナンジャそりゃ。
ちなみに一番最後に思いっきり「オラッ!」とハリオスにケリを入れるシーンで「伊藤のくせに生意気だぞ〜!」と思うたびに、
『ドラえもん』におけるジャイアンの「のび太のくせに生意気だぞ〜!」が頭を過ぎり・・・ふっ、KING of どうでもいい話だったわスマン。


一方、翌日。練習に来ないハリオス抜きで、村上クンと横山クンの2人は「ブタマン興業」で
「今年の話題ちゅーたらヤンキースの松井やで!」「ヤンキーはあんたやん!」「てへ!そうヤンキー!」と、漫才の練習に励んでいた
しかし恵比寿鯛蔵は漫才の練習を中断させ、「あかーん!いや、キミらはエエんや。それよりハリオスはいつ来るの?
足を引っ張ってるのはハリオスや。ドン臭いし間は悪いし、こうなったらハリオスを外そうや!」と提案するが、
3人でやりたい気持ちがありながらも何故ハリオスが遅刻しているのか分からない2人は
「まだ大阪のリズムに慣れてないんです、ただの寝坊だと思うんでもう少し待ってください!」と一生懸命恵比寿を説得しようとする。

漫才部分冒頭、「Jrが歌ってる『六甲おろし』が阪神ファンの皆さんにも歌ってもらえるようになって〜」って、
オイオイずうずうしいな逆やろ、逆。
それにしてもハリオスの一体どのあたりが「間が悪くて大阪のリズムに慣れてなくて大阪の味や臭いが染み付いてない」のか教えて欲しい限り。
あの兄ちゃん、一幕から誰よりも『THE☆おーさか魂』が炸裂しとったがな。ちなみに漫才の役割は、
ハリオスがツッコみで、横山がボケか。
じゃぁ村上は何や。ネタ振り&「と、ここでハリオスがツッコむ、と!」しか言ってなかったので、外すならどう考えても村(略)。


そこへ泣きながらやってきた『V-WEST』の丸山クンと安田クン。
「大変です!昨夜ハリオスさんが港でバイク野郎と大喧嘩して怪我をして入院してます!」と告げられ
慌てて漫才の練習着から着替えて病院に向かおうとする村上クンと横山クン。
しかし、怪我をしたと聞いた恵比寿鯛蔵は「丁度良かった!ハリオスだけは契約キャンセルや。
あかん者は捨てる、そんなもんクズなんやさかい。ハリオスは”くず”は”くず”でも”ゴミ屑”や!」と吐き捨てるように言うが、
横山クンは「クズはお前の方や!ハリオスは信じられへんような”重い荷物”を背負って生きてきたんやぞ!」と反論する。

個人的に、ワシが今回の舞台で最も同情した(と、いっても出演者全員にとっても同情しましたが)のが、丸山隆平である。
このシーンでの「ハ、ハリオスさんがぁぁあ〜〜っ!!」「どうしたんや?ハリオスは遅刻やで!」の後に飛び出す
「そうそう、血がコクコク〜〜っと!」という台詞。”遅刻”で”血がコクコク”。・・・・・・・・。
その台詞を放つ瞬間の、「これはオレが考えたんじゃないで!台本に書いてあったんやで!だから言わなしゃーないねん!!
オレだってちゃんとこの台詞がツマらんって分かってるって!!分かったうえで言うてんねん!!
でも、でも、それを決してお客さんに悟られてはならない!!全ての台詞を自分のものにしなければ!!」と言わんばかりの、
なのに心と体がウラハラな宙に浮いた目線に毎度、激・注目でした。
その他にも「そういうのを”さなぎ登り”って言うねんで!」等など、
丸山は、本当によく痛みに耐え恥を偲び千秋楽まで頑張ったと思う・・・(合掌)。


そこへ無理して全身ギプス姿で現れたハリオスを指差し、「こんな姿になっても来たじゃないですか!」と恵比寿に訴える横山クン。
すると恵比寿は「どうしても3人がいいの?じゃ、さっき言ってたハリオスの”重い荷物”の話聞かせてよ。
家族?出生の秘密?
話を過激にデッち上げたらええ宣伝になるで〜!」と悪巧みをするが、
村上クンと横山クンは大激怒。
契約をキャンセルし、やっぱりお笑いではなく歌って踊って頑張っていくことを心に誓う。

宣伝になる前に、あんな島が存在する事実が発覚したら国を挙げてのオオゴトやっつーの。
ここで去り際に横山は「お笑いは辞めよ、やっぱオレらは歌って踊ってやで!」と言うのだが、一体『カムストック』の音楽性は、
そして彼らはゆくゆくはどうなりたいのか益々謎は深まるばかり。喋りでなく、歌って踊るのか?本当にそれでいいのか?えぇッ、横山?!



『V-WEST』練習所ではナンバ一番でのライブの成功を祝って全員で盛り上がっていた。
しかし浜中クンは「内クンの歌には伝わってくるものがない!」とダメ出しをする。

最初の頃は「なんだよ、この舞台サブいよな〜!互いが互いを誉めあっちゃってさ!」な〜んて油断してたらアラびっくし。
ここでは何故か「内博貴は格好良く決まってるけど歌に伝わってくるものが何もない」とか、「内博貴は甘ちゃんで生き方に苦労が無さすぎる」とか
”台詞ですよ〜!”というオブラートに包んであるものの、内博貴がさりげなくメッタ打ちに(笑)。



そこへやってきた『カムストック』の3人。恵比寿との契約をキャンセルし、これからは音楽一筋で頑張ることを宣言。
すると錦戸クンは「今度こその本気、信じるわ!俺が『カムストック』に加入する!」。突然のことに驚く3人。
しかし自分の歌うパートが減りそうな横山クンは気弱になり、丸山クンから「それならオカンの幽霊に頼んだら?」と提案されるも、
「あかん、オカンは安木節以外みんな音痴やもん・・・」「オマエの音痴は遺伝か!」「違う、音痴はオカンだけ!」「だけぇ〜!?」
すると一連のやり取りを聞いていたのか、再びオカンの雷が。「そんなこと言ってたらコレやで〜!」。
上から色んなものが落ちてくるが当らず。そこで得意げになる横山クンに、最後に一発ダンボール箱が直撃し倒れてしまう。

ヒッジョーーーーーーーーに、キビしーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!(号泣)。
上からダンボールが落っこちてきて横山の頭に当ってスッテンコロリンだってさ。あは、あはは。・・・・旅にでも出るとするか。
またまた内博貴、『カムストック』がやってきた時ハリオスの台詞「ってことは心も乱れてんぞー!」の後の、
「憎まれ口利いてると痛みが出るんやぞ!」って台詞が毎度のことながら聞き取り辛かった。しかし正解を調べ上げたところで、
相変わらず意味不明ってのはどういうこっちゃ。こんな感じで、振り返ってみると妙な台詞が多かったよな〜。
他にもハリオスの「思いは偶然ヒロと重なったけど〜」ってのも、「何でこんなにも回りくどく言わせんだろ?」と気になって気になって。
「作・演出 宮永雄平」という名をワシは生涯忘れんぞ。しかし『関ジャニ8』が『DOUTONBOYS』と同じ未来を迎えることが出来たならば許す☆


いよいよ『アーティスト・アカデミーライブ・オーディション』当日。熱唱する『V-WEST』と『カムストック』の面々。
しかし優勝したのはどちらでもなく『シルバー・グレイ』というバンドで一同ガッカリ・・・。

この『シルバー・グレイ』がやたらリアルで(笑)。音楽誌『SHOXX』とかに白黒で載ってそう。ファンは黒ずくめで日曜日に原宿に集合してそう。



肩を落としながら『V-WEST』練習所に戻った彼らは大きな鍋を囲んで”オーディションご苦労さん会”を開いていた。
するとその時内クンが「もう限界や。オレ、気楽に学生楽しむわ。」と脱退をほのめかす。

「前から不思議やったんやけどさ、お前らさぁなんでそんなに夢中になれんの?」という台詞を関ジャニ8の他メンに向かって言う内博貴。
それってけっこう『ほんじゃに』のロケ中にも思ってるんスかね!?なんて一瞬、内博貴としての本音かと。おっとと。
その他にも内の台詞には「夢なんていつ叶うか分からんのに。いや、叶うなんて奇跡やで。」とか、
「いつまでも自分の能力以上のことに熱を上げてる場合じゃない」とか、「そ、それって誰に言ってるんですか!?」的な台詞が多く
関ジュファンとしてどう受け入れてよいのやら複雑な。そこまで自虐的にならんでもー!キミは充分可愛いぞー!
・・・なんてこと、一番内が自分でよう分かってるっちゅーねんな(ニヤ)。



すると、なんと今度はそれを聞いていたハリオスまでもが「オレも抜けることにするわ。元々1年で島に戻る約束やったし
いつまでもこんなことやってていいのかなって・・・」。こんなことを突然言い出されて困る面々。

たった1年ぽっちで結果が出ないから辞めるだとか弱音を吐く内とハリオス・・・アホか!ンなヤツぁとっとと辞めちまぇー!(激怒)。
「島の皆も心配してると思う」というハリオスに、「それならメールしろよ!」「電話しろよ!」など口々に提案する横山や村上たち。
えぇー、お前ら電話やメールが無かったからあんなにも苦労したことをもう忘れたんか!海苔がいっぱいついたオニギリすら無かったやろ!
個人的には、ハリオスの「島には郵便局もポストもない」って台詞に、「うわ、ほなジャニーズコンサート事務局に振込み出来へんしワシ無理!」と
心の底から震え上がった。勝手な統計ではあるが、ジャニヲタって御用達の郵便局を一人につき3〜5件は持っているよね・・・(ボソッ)。


すると大きな鍋のフタがいきなり開いたかと思ったら、中から横山クンのオカンの幽霊が!
横山クンは「内とハリオスをどうにかしてくれ!」と頼み込むが、オカンには2人の挫折に歯止めを利かせる方法が分からない。
そこで呪文を唱えて、『浪華芸術大学』キャンパスにある創立者の銅像を呼び出す。
「銅像でもあるワテを尊敬するどころか壊してしまう、だからバチが当ったんやで!でもしゃーないな、一肌脱ごうか。アレ見てみ?」と
銅像が指差す方向にはビートルズのポスターが。
すると内クンがいきなりドラムを叩きだし、
「夢なんて・・・みんなみんな幻なんや!」。
同調したのか一丸となって熱唱する『V-WEST』と『カムストック』のメンバーたち。
それを見ていた浜中クンら後輩は絶賛!「今の歌で初めてジーンときたで!」。
するとまたオカンが現れ「分かったで!アンタらが今までダメだった理由は、”魂から発する音楽”じゃなかったからや!
音楽にオーラが無かったからや!」「オーラ?!」。一同オカンの言葉の意味を考えていた、その時!
どこからともなく不思議な声が聞こえてくるではないか!
「詩や音符が上辺だけのパフォーマンスであってはならない。」
「心を揺さぶり感動を呼び起こすもの、それがミュージック!」
「魂を奏で、歌う」。その言葉に何かを掴む少年たち。
「なぁ、聞こえた?もしかして・・・」「ああ、オカンは俺たちが困ってると助けてくれる。」
「ってことは!?」
「俺らの憧れのビートルズが、励ましてくれたのかもな。」「何かを俺たちに伝えようと!?」「きっとオカンの念力やな・・・」

ま、ま、ま、まじでかーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!ビートルズが励ましにきてくれただとぅ!?しかも日本語で!?
横山クンのオカンが呼び寄せたってか!?へ、へ、へ、へ〜ぇ・・・。わざわざ関ジャニ8のために霊界から有難うとメンバーに御礼を・・・って、
ちょっと待て。よう考えたらビートルズのメンバー全員死んでる風やし何もかもが支離滅裂で無茶苦茶やんけ。わ〜い、電波だ電波だ!!
「王シュレット」並みの名誉毀損にあたるような気がするが黙ってりゃバレないさ!みんな、オノ・ヨーコには内緒だよ☆
注目すべきはビートルズからのメッセージが流れている間のセット。これまた凄い!『アビーロード』での4人のシルエットが現れるんだけどさ、
しばらくすると一人・・・そしてまた一人とビートルズのメンバーが増えていって最終的にビートルズが8人になるのである!!!!
どっひゃーー!!その人たち一体誰ですかーー!!明らかに「ビートルズ」ではないどころか、もはや「ずうとるび」ですらない。


すると再び恵比寿鯛蔵が姿を現す。「お笑いならやらないって言ったでしょ!」と横山クンは追い返そうとするが、
今日は別件で来たと言い、改めて名刺を差し出し自己紹介をする恵比寿。
「え?アーヴァックスレコード?」「こないだオーディション受けたとこや!」。驚く8人に真相を話す恵比寿。
「ある時はお笑いの恵比寿鯛蔵、またある時はレコーディングプロデューサーの今宮戎。
名前を変えて色々とあなた達の可能性を探っていました。本題に入ります。ここにいる8人で本物のバンドを組んでみませんか?
メインボーカルはハリオス、内、錦戸。ギターは安田、ベースは丸山、ドラムは大倉。村上と横山は司会です」。
プロデューサー生命を賭けてバックアップするという今宮はデビューコンサートは思いっきり華々しく松竹座でやろうと提案。
「あ、それから大事なことを言い忘れてました!キミたちのグループ名は・・・DOUTONBOYS!」。

そ、そうきたか!(感動)。このシーンが来るまで、この舞台が実は『DOUTONBOYS』なんてタイトルだったことを忘れてたよ。
しかしそれは私だけじゃなかったようで、初日のバンド名を聞いた瞬間の「えぇええぇぇ〜〜〜〜っっ!!!」という会場中に響き渡った
ギャフン度が濃厚な嬌声が忘れられません。う〜ん、DOUTONBOYSか。なんやったらドラマ『StandUP!!』みたいに略して「DB8」にしたりして。
・・・ま、アイドルユニットのくせして誰一人童貞っぽい野郎がいないんですがね・・・(微笑)。


念願のデビューは決まったものの、錦戸だけは困惑していた。なぜなら自分は既に死んでいて幽霊だからである。
しかし横山クンのオカンは「関ジャニ8が関西7になったら格好付かんやろ!アンタはしばらくこっちの世界におり。
ほら、そろそろコンサートの幕が開くがな。自分が幽霊やってこと忘れて頑張るんやで!」と言い残し霊界に戻っていった。
「ありがとう!ばいば〜い!・・・よっしゃ、生き返った!『DOUTONBOYS』コンサートの幕開けや!」(終わり)。

・・・・。そうか・・・。確かに『関ジャニ8』が『関ジャニ7』になったら格好つかんわな。そら錦戸が黄泉がえってもOKやわ。って、
あ   り    え    な    い
ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、
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ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふん、ぎゃふーーん!!!←トリビア風に読んでね
ちょ、ちょっと奥さん聞きました?「よっしゃ、生き返った!」って。えー。不慮の事故とか病気じゃなくて、錦戸って自殺やったのに。
「関ジャニ7になったら格好つかんやろ!」という横山のオカンの一存で生還。ま、そういうこともあるわな。って、ねぇよーーーー!!(発狂)。
大体今までは時と場合によって『関ジャニ7』だの『関ジャニ3』だの適当に暇なヤツだけ寄せ集めましたってなノリで活動させてたくせに。
っつーかこうなった今、横山のオカンの正体が知りたいわ。死人を生き返らせただけじゃなく、息子のためにビートルズまで巻き込むだなんて
霊界における、かなりの大物フィクサーとお見受けしたが如何なものか。ま、実際にはミヤ蝶美・蝶子なワケだが。
こないだ会ったんやけどさ、とりあえず先輩やしワシは「おねえさん!」って呼んでんねんな。せやけど『DOUTON』見すぎてもうて、
「おねえさん」なんかじゃないのよ!完全にアッシの中では「オカン」と「銅像」やっちゅー話やで。しかしそうも呼べんしツラいっすトホホ。
ちなみにラストの台詞、錦戸はたまに「よっしゃ、生き返ったぁ〜ハァ」と、半笑いor半切れ状態の投げやりで台詞を言うとったのが面白かった。
「台本に書いてあるから言うけど死んだヤツが生き返るとかマジでいい加減にしてアホちゃう」ぐらい思ってそうな錦戸さんが激らぶ。


え〜、さてさて『関ジャニ8サマースペシャルDOUTONBOYS』はいかがだったでしょうか。大体の筋は分かっていただけたでしょうか。
あまりのことに脈も乱れる勢いだとは思いますが、最後に一言。「ジャニーズの出し物って、ほんと凄い!!!!(ジーン)」←ある意味、感動