北海道旅行記2007  
1日目 東京〜千歳〜洞爺湖
2007.9〜10


何故だろう?
未だに不思議なことに突然長い休みが取れてしまう。
こんなことは今までそうそうは無かったというのに。
だけれど、こんな機会を逃すわけには行かない。
だから私は旅に出る。
思いっきり旅した場所へ。

そんな一遍の記録をここに残す。




旅の始まりは飛行機。
自宅からまずは羽田へと向かう。
出発は3連休の中日で、しかも朝それほど早くない飛行機でもあり、羽田までの混雑はそれほどでもなかった。
のぞみと一緒
羽田からまずは千歳へ。
去年の旅とは違い一気に北海道へ上陸する。
機上ですこしのぞみと戯れる(笑)
昼過ぎに新千歳着。

レンタカーの受付に行くのにかなり迷う。
なんの地図も無かったので大変だった。
どうやら空港のカウンターとは別棟になっているところに受付があるようだ。
これはとても判りにくい。
ともあれ、送迎車でレンタカー屋へ。
10分ほど走って到着。
青いレガシィ
受付を済ませるときに追加での保険に入る。
9日間で5000円弱。結構高いが今回は長丁場なので入っておいても損は無いだろう。
今回も車はレガシィワゴン。青の鮮やかな車だ。
早速シートポジションを合わせて出発。
特製豚丼?
まずは千歳ICから南へ向かう。
途中お腹がすいて樽前SAにて豚丼を食す。
なかなかおいしい。
あまり期待はしていなかったのだがあたりで嬉しかった。
それにしても連休なのに観光客がほとんどいない。
大丈夫なのだろうか?


青空の下樽前SAにて
食事でお腹がくちくなったところでさてどうしようかと考える。
このまま洞爺湖に向かい、西口火口を見学するのもありだが、どこか寄りたい気もする。
地図を見ていると途中で高速を降りるとなにやらプリンがおいしそうな店がかいてある。
カーナビでそのあたりにカーソルを合わせてレッツゴー!
快適な高速をいい感じにながしてゆく。
気持ちよく走って登別インターで降りる。

さぁ行くか、と思ったところで気がついた。
明らかにカーナビで指定したところと地図に載っている場所が違う。
……間違えた。
どうやら勘違いして一つ先のインター付近を指定してしまったらしい。

流石に戻るのは馬鹿らしいし、かといってまた再び高速に乗って洞爺湖に行くのも悔しい。
まずは車を止めて一考。

そこで地図に載っている湖に気を引かれた。
名は倶多楽湖。
高速のすぐ側にあるはずなのにまったく姿は見えない。
それどころかその方向にあるのは小高い山。
何があるのかわからないがとりあえず行ってみることにした。
高速から登別温泉方向に進み、暫くして右折。
あとは道なりに山を登って行く。
途中でいきなり道が細くなるのはお約束か。
対向車を気にしながら車は進む。
透明だ 湖からログハウスを望む かなり曲がりくねった細い道を抜け、ピークを越える。
すると木の間からちらほらと湖が見え始めた。
なかなか止められそうなところがないなと思いながら進んでいくと、湖畔に建物が見えた。
その脇には駐車場もある。
早速車を止め、湖畔へ。
そしてその透明度に魅了された。
そこは予想以上に綺麗な湖だった。
そんなところで店の人にうながされるままボートを借りてしまう。
透明度では他にも綺麗な湖はあるだろうが、そこでボートに乗る機会などほぼ無い。
周囲に人が少ないのがまた照れずに借りられるという引き金の一つにもなった。
結局、のんびりと湖上遊覧を楽しみ、すっかり日は傾き始めた。
しかしこれだけで終わるのは勿体ない。
どうせなら近くの観光地へ寄っていこう。



偶然その1 偶然その2 という訳で、登別地獄へ。
こちらは連休ということもあり、夕方だというのにかなり人出があった。
まぁ宿も目の前であったし、これはこれで当然の混雑と言えるか。
小さな駐車場にすんなりと車を止めることも出来たし。
地獄を一通り見たあとで、さらについでに大沼という温泉の湧き出た沼にも行ってみた。
ちょうどここで夕暮れを迎え、何枚か幻想的な写真を収めることができた。
さて、後は今夜の宿に向かうだけ。
登別温泉を抜け高速を一路洞爺湖温泉へ。
途中で日の入りを見るために洞爺湖SAに立ち寄り。
駒ケ岳 非常に良い天気で駒ヶ岳がクッキリ見える。
そのまま日が落ちるまでのんびりし、再度出発。
しかしここからが少々苦労した。
洞爺湖虻田インターで降りればすぐに温泉街まで行けると思っていたのだが、これが間違い。
噴火時にメインの国道は寸断され、かなりの迂回をしているらしい。
前にもこのインターは利用したことがあったが、それはまだ噴火前。
カーナビの道案内のポイントを逃してかなり大回りすることになってしまった。
それでもなんとか18時半前に今夜の宿、洞爺湖山水ホテル和風に到着。
ホテル自体は古そうな建物だが、中は完全リニューアル済み。かなり良い。
しかも通された部屋は最上階の部屋。
夕暮れの羊蹄山 なんだか得した気分だ。

チェックイン時に食事の時間を遅くなりしたので、まずは風呂へ。
大浴場は大理石でまぁ当たり前な雰囲気だが、湯舟の真ん中からかけ流される熱い湯がなかなか雰囲気を醸し出している。
勿論お湯も良い感じで肌にしっとりとくる。
残念ながら露天風呂はかなりぬるく少し肌寒かったが。
のんびりと1時間ほど浸かり戻ってくると食事時間になっていた。
夕食 食事も部屋出しなので、のんびり食べられる。味も量もなかなかで充分満足できる。
ただ片付けを頼んでもなかなか来て貰えなかったのは残念だったが、これは満室で手が回っていないのがありありと見えたし、その後の対応も悪く無かったので、気にならなかった。
食事のあと、しばらくして外からドーンと音がした。
何だろうとカーテンを開けてみると、どうやら湖上で花火大会をやっているらしい。
最上階だけあって目の前にある大規模ホテル越しにもかなりの花火を見ることができた。
ちょっと得した気分で、軽く酎ハイを飲みつつ、初日を終えた。





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