北海道旅行記2007
3日目 十勝岳温泉〜富良野〜美深〜雄武〜中湧別〜網走
2007.9〜10
3日目。
予定にないほど早く起きてしまった。
窓から外を覗くとまだ晴れ間が少し見える。
山が少し紅葉に染まっているのを写真に収めて二度寝する。
再び起きた時にはま7時半前。
まだ雨は振り出していないが、雲の動きはかなり早い。
露天風呂にのんびりと浸かりながら今日の予定を組み直す。
風呂にのんびり浸かりすぎたおかげで朝食バイキングはぎりぎりの時間になってしまった。
地元産のものをなるべく多く出そうというメニューはなかなか良い感じだ。
食事をしているうちに外はかなり激しい雨になっていた。
こんな雨では別に急いで出発する必要もなく、ぎりぎりまで宿でのんびりすることにした。
さすがに外は寒く、とても9月とは思えない。
さっきまで見えていた景色が霧に包まれてほとんど見えなくなっていた。
さて出発するか、と腰をあげた所で突然外から聞こえる音が甲高くなった。
雨がさらに強くなったのかと思って再び外をみると・・・なんだか白いものがカンカンと音をたてて降っていた。
霰だ。
慌てて出発をする。
これでフロントガラスでも割れた日にはここから動けなくなる。
幸い、少し山を下ったら霰は雨に変わった。
余りも慌てて出発したのでカーナビに目的地を入れる。
まずは去年も食べたファーム富田のプリンをめざすことにした。
走っているうちにあれだけ強かった雨が小降りになり、富良野の辺りに来たときにはやんでいた。
車を走らせていると右にカラフルな斜面がみえる。
見事な花畑だ。
雨もあがっていたので少し寄り道。
しばらく花畑を見てすごす。
あいかわらず雲の動きは早い。
そんな中、のぞみそっくりの雲を見つけてパチリ。
再び車に乗り込むと、どうも去年の記憶とのイメージにズレがある。
確か去年はファーム富田のあとにここに来たような……
改めて地図を見直すとやはり行き過ぎていた。
今来た道を戻り今度こそファーム富田へ。
さすがに花の季節ではないので咲いているのはそう多くなく、適当に園内を廻っているうちに再び雨が降ってきた。
寒いのもあり、プリンを買ってすぐに車に戻ってしまった。
プリンを食べて一息入れ、せっかくなので美瑛のお目当てであったカフェ、ランドカフェに寄ってみた。
しかし微かな望みも空しくやはり休みである。
さて、食事をどうするか……
そこで思い出したのは去年行った旭川郊外のレストラン。
美味しかった記憶を頼りに旭川郊外へと車を向けた。
富良野から国道ではなく美瑛の丘を抜けて旭川へと車を走らせる。
途中までは天候も良かったのだが、旭川に近づくに従い雲行きが怪しくなってくる。
あまりの豪雨に視界が全く無くなることもありながら何とか辿り着く。
しかし今日は徹底してついていない。
なんとここも定休日。
あまりに悔しいのでついに無謀な決断をしてしまう。
実は昨年旅した中でまた食べたいと思ったものがいくつかあった。
その中でも特に食べたいと思ったのはひとつはランドカフェのルバーブのケーキ。
そしてもう一つが道の駅びふかのきたあかりコロッケとアスパラジェラートだった。
そう、一つがダメならとりあえず、もう一箇所へ行くしか無い。
旭川からまたさらに北へ……
向かうは美深!
半分ヤケだ。
国道号を北上し高速へ。
旭川郊外から北へ向かう国道へ。
途中でガソリンを補給する。
表示価格に誘われて入ったモダというスタンドだったが、会員じゃないとリッターあたり10円も高くなるとのこと。
何だか詐欺みたいだと思ったいたが、そこで思い出した。
確かレンタカー屋で貰った割引券の中に100円キャッシュバックの券があったはず。
何とか見つけて会員カードの金額を相殺。
どうしてもこういう会員カードに払うお金は勿体なく感じてしまう。
まぁ今回は相殺出来たし、ガソリンもそれなりに安い。
道内には同じ系列の店があるようなので、今後の旅の中でそこで燃料を入れていくことにする。
満タンになったところで道は北へ。
途中からは高速にのり、まずは士別剣淵。
さらにひたすら北上し、15時すぎに小雨の中美深到着。
途中、晴れ間が見えたり豪雨になったりとかなり安定しない天気。
美深はかなり寒かった。
なんだか冬の張り詰めた空気のようなピンとしたものを肌に感じる。
ここまで来たかいがあり、きたあかりコロッケは揚げたてを手に入れた。
時期外れのアスパラジェラートは残念ながら無かったが、この寒さではとても食べたいとは思わない。
お腹も空いていたので、その場で3つを簡単に食べきる。
しばらく温かいお茶を啜りつつこれからの予定を考える。
今の天気予報によると、明日の天候は良いのだが明後日はもう崩れてしまう。
天候の良い時になんとか知床を見たい。
そうなると今日はある程度オホーツク岸を南下していないと厳しい。
すでに時刻は16時を回ろうかという時間。
だいたいの道筋を決めるとまた車上の人になった。
まずは美深から仁宇布へ。
雨でなければ乗りたかった廃線を利用した「トロッコ王国」を脇目に低い峠を越えていく。
回りは寒さからか霧が濃く立ち込め夕暮れもあいまってかなり幻想的な景色に。
もちろん前後に車は見えず対向車さえも一切ない。
結局オホーツク岸の国道までトラックに一台抜かれただけであった。
ここからは国道に沿って南下する。
走り続けてトイレ休憩を道の駅雄武でとる。
この道の駅は元は鉄道の駅の跡地にあるらしく、建物内に簡単な鉄道の歴史を展示するコーナーがあった。
また、駅裏には廃車になった気動車を利用したサロンと布団が中に置いてある簡易宿泊施設の2両がある。
サロンは昼のみオープンのようで閉まっていたが、カーベット敷きの宿泊車両のほうには、ライダーかチャリダーの姿が6人程度見られた。
どうやらこの施設は管理人に声をかければ無料で泊まる事ができるらしい。
一瞬ここで夜明かしをしようかと思ったが、明日の事を考えるともう少し南下しておきたい。
少し後髪をひかれつつ雄武をあとにする。
ほぼ闇の中にとけたオホーツクを左に車は南下する。
時折風で車が流されそうになったりするので、風はかなり強く吹いているようだ。
オホーツクも暗い中、時折真っ白な波間を見せている。
19時になり、ちょうど紋別の街に入ったので食事場所を探す。
しかしはじめての町では良さそうな所は見つからず、きょう2回目の補給をモダ行って通過した。
本当に今日は食事に泣かされる一日だ。
そこからさらに1時間。
さすがにこの辺りで食事を取らないと確実に夕食抜きになる。
もともと今夜は車に一泊するつもりだったので、風呂も浴びたい。
そうなると寄る場所が限られてくる。
信号で停まったときに周辺を調べてみると、最適な場所が見つかった。
道の駅中湧別。
食堂もあり、温泉も21時まで開いているらしい。
そう遠くなく、到着。
まずは先に閉まってしまう食堂で食事を済ませる。
知床鷄の鉄板焼きは味は濃いめだったが美味しかった。
ただその食事中に少し寒気がした。
風呂の準備をしながら、この先のことも考える必要がある。
少し落ち着かない気分のまま風呂に浸かる。
落ち着かなかったので温泉をゆっくり堪能出来なかったが、このお湯は気に入った。
新しいためか清潔感があり、お湯も少しぬめる感じて肌にしっとりとくる。
またゆっくりと浸かりたいお湯になった。
それはそれとして、風呂から上がってもどうも寒気が残っているような気がする。
少し考えたのち、今夜は宿に泊まることにした。
携帯サイトで宿を探すもこの辺りに登録された宿が無い。
時間はすでに21時。
今からこの街を回って宿を捜し見つからなかった場合のリスクを考えると、なんとか宿は押さえて目標は決めておきたい。
携帯で宿の検索ができる世の中で良かった……
と思ったのもつかの間。
この周辺の宿は全く見つからなかった。
近くて北見か網走。
どちらにせよかなりの距離がある。
しかし今の体調での野宿はかなりまずい。
結局、明日出発しやすい網走に宿を決めた。
決まれば後は走るだけ。
観光予定だったサロマ湖を通り抜けてしまうのは悔しいが仕方ない。
途中さらに道の駅を二つ通過し、サロマ湖を過ぎ網走湖畔を抜けて網走市街へ。
疲れと戦いながら23時、今日の宿、北海ホテル着。
今日の走行距離は約500Km。
結局この旅の中で最長の移動距離になった。
これだけ走れば当然だが、観光らしい観光もしていない。
ただひたすら移動だけした一日になってしまった。
明日はたっぷり観光することを心に決めてベッドに入った。
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