北海道旅行記2008  
プロローグ 東京
2008.9


まさか取れてしまうとは……
偶然というものは恐ろしい。


少々遅めの夏休みをやっと9月に取ることができた。
これでどこかに行かなければ私ではない。
色々と考えたのだが、やはり目指すは北海道。
この選択肢に問題はなかった。
そして旅行会社へ予約を入れたところから話は始まる。


8月初めの仕事終わり、お気に入りの対応の良い旅行代理店へと運ぶ。
大まかな予定を決めていた旅行内容をパンフレットを見ながら話す。
そしてそこに出ていたのは数年前に乗ったあの列車「カシオペア」である。
思わず空き状況を聞いてしまう。
列車の指定席の発売は1か月前からなのだが、こういったツアーのものはもっと前から予約が出来る。
空いているかなぁ……とカウンターの女性がつぶやく。
しかしパンフに載っていたのは「カシオペアツイン」
いや、目指すのはこれじゃない。
「あの、スイートでお願いします」
というと、このツアーではスイートの予約はできないとのこと。
この時点でツアーとしてではなく、オリジナルの旅行としての申し込みになる。
当然予約開始は1か月前から。
とりあえずホテルとレンタカーのみをツアーパンフから選び、列車は取れたら、程度でお願いした。
もちろん取れない前提である。
取れなければツアーに戻す前提での予約であった。
なにせ今回は日程をずらすことが出来ない。
すでに休みの日付は会社に申請済みなのだから。

そして運命の出発1ヶ月前。
某祭の日。
携帯電話に留守電のランプが光る。
聞いてみると……「カシオペアスイートで予約が出来ました」

……
………
…………え?


こうして今回の旅のスタートは『超』豪華に始まることとなる。




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